もっと好かれる心理学3選

女性心理

「ロミオとジュリエット」は。イギリスの劇作家で詩人でもある、シェイクスピアの作品として広く知られています。愛し合う二人の家同士が仲が悪いために、若い恋人たちの間が引き裂かれてしまうという悲恋物語です。

しかし、二人の恋は、周囲の反対にあったからこそ、激しく燃え上がったともいえるようです。心理学ではこうした現象を、この作品にちなんで、「ロミオとジュリエット効果」と呼んでいるそうです。

何らかの障害があると、その分だけ二人の愛情が深まると言うのは、よくあるケースのようです。逆にマンネリになってしまった恋には、発展性がないのだと言います。

さらに、「恋は盲目」とか「恋は闇」などというのは、恋が常識や理性を失わせてしまうことのたとえですが、普段落ち着いた人でも恋愛感情というのは、意外と厄介だったりするものですね。

もっと好かれる心理学

「似ている人」を好きになる

人と人がいい関係を築く、「その主な要因は何か」をテーマに追跡調査が行われたそうです。ここで得られた結論は、「マッチングセオリー」、つまり相手と自分との一致性、類似性が大きな役割を果たしているのだと言います。

被験者は、大学の寮に入寮した17歳の男子学生です。もちろん全員が初対面です。彼らが友人関係を築いていく過程を半年に渡って調査したそうです。

先ず、部屋の近いもの同士が言葉を交わし、親しくなっていきます。これは「近接の要因」というそうで、自分の近くにいる人に好意を寄せる心理です。

「近くにいる人同士」は、ただそれだけで互いに親近感を抱く環境にいるのです。

そして、調査の第二段階では、これらの学生たちは次第に、態度の似ている者同士が親しくなり、いくつかのグループを形成していくと言います。

「出身地が同じ」「推理小説ファンである」「ファッションセンスが似ている」など、何らかの共通点、類似点を発見して、互いに親しくなっていくそうです。

共通点、類似点は相手との「接着剤」になっています。そして更に、いい関係に発展していく土壌にもなっているようです。

仲のいい友人を思い出してみてください。どこかしら、共通点、類似性をもっているのではありませんか?これが「マッチングセオリー」で、「類は友を呼ぶ」法則だと言います

街で見かける、明らかに恋人同士と見える男女は、ファッション的にだいたい同じ趣味をしていると言います。そうして、二人が並んでいるとき、どこかしら釣り合っているイメージがありますね。「お似合いのカップル」というのはこのような状態で、見ていても不思議とバランスがいいのです。

「類似性」は、恋愛のきっかけであり、また、恋愛がうまく成立する絶対条件と言ってもいいものです。「趣味が同じ」ことも同じように、強力な接着剤になるのです。

例えば、相手も自分もテニスが好きだったとしたら、それだけで類似性のある二人なので、恋愛に発展する可能性はとても高いことでしょう。

ただ何となく「素敵な人だな」と何の準備もなく接近しても、恋愛のきっかけさえつかめないケースが多いのは、二人の接点が発見できないからです。

類似性の原則が最も象徴的に行われるのは、実は「お見合い」なのだとそうです。家柄はいまだに大きなポイントになっていると言います。同じ程、度の家柄なら、上手く行く可能性が高いことは、多くの人が知っているところかも知れません。

コンピューターで相性を判定して、交際相手を紹介するシステムがありますが、結婚したカップルと、結婚行きつくことが少なかったカップルは、興味や趣向の差が大きすぎるカップルで、つまり、「似ていない」カップルは結婚に至ることが少なかったということが分かったそうです。恋愛、結婚においては、「類似性」が原動力になっていて、結局「似たものカップル」が結婚に至っていたと言います。

真似をされると好きになる

アメリカのビジネスマンの間で、「ボスの猿真似」が流行っているそうです。ファッション、ヘアスタイル、電話のかけ方、クセ、車、趣味に至るまでボスのありとあらゆるやり方を真似るそうです。

結果効果は絶大で、「出世の早道」と言われているそうです。

日本では意識的な「猿真似」が流行っている訳ではないそうですが、知らず知らずのうちに尊敬する上司の真似をしているケースは多いと言います。

恋愛に限らず、性格、能力、容姿、趣味など、あらゆることに似ている人同士のほうが、お互いに好意をもち、親しくなりやすいそうです。この関係は、かなり直接的で、似ている事項が多ければ多いほど、好感度が高くなると言います。

「ボスの猿真似」は、この原則にのっとった、いわば出世の方法です。ボスからの好感度が高ければ、直接、出世につながるという合理的な方法な訳ですね。

この方法は恋愛にも通じるものだそうです。彼のファッション、彼の趣味、彼のクセなどを真似る「彼真似」は、できるだけ多くの類似点、共通点を持つことが、「恋愛の早道」と言えるそうです。

ほとんど初対面の男女が何人かのグループでお酒をのむ、「合コン」などの場面で、特定の男女が非常に親しくなるケースがあります。こんなふうに急速に仲良くなるカップルは、お互いの類似点を発見した場合が多く、「同じブランドの時計をしていた」とか「出身校が同じだった」とか「誕生日が同じ日だった」など、偶然の同一性の発見で相手に親しみを持ち、すっかり意気投合してしまう、「同一性」が強力な「接着剤」になった例です。

「相手のクセをマスターしておく」「相手のファッションに合わせる」など、「相手の外見を真似る」ところから始めるといいそうです。自分と似た姿を見ている内に、相手は少しずつあなたに好意を抱いていくといいます。

本来は、人は自分の好きな人や尊敬できる人の真似をして、「その人のようになりたい」と考えます。だから自分の好きな人と自分自身がいつの間にか似てくる訳ですね。

逆に、自分と似ている人を見ると、、その人は「自分に好意を持っている」ということが分かるので、その人に対して自分も好意を抱くようになるのだそうです。これを「好意の返報性」と呼ぶそうです。真似をする効果は、ファッションや趣味、スポーツの好みばかりでなく、相手のクセや話し方、身ぶりや動作、表情にも見られます。相手の言動に自分を合わせることで、恋愛が上手に運ぶといいですね。

仕草を合わせると好きになる

初めてのデートで相手との類似点を発見できず、会話も今ひとつ盛り上がらなかったと言う体験をしたことがありませんか?こんな時は、何かきっかけが欲しいと誰しも焦るものですよね。

こんな場合どうすればよいかというと、「とにかく相手の動作、仕草を真似る」ことが類似性の原則に沿った、最も手っ取り早い方法だと言います。

相手が首を傾げたら、こちらも首を傾げる。相手が頬杖をつけば、こちらも頬杖をつくなど、こんな「仕草を真似」することが、類似点を作ることになるのだと言います。

こんな実験をしたそうです。

初対面の二人を部屋に入れ、話をしてもらいます。このうちの一人にだけ、相手の仕草やクセなどをすべて真似しながら会話を進めてもらいます。そして、一定時間後に真似された相手に感想を聞くと、結果は3つに分かれていたそうです。

①真似されていることが分からなかった②非常に好きになった③相手の人は、自分が相手を好きだと思う以上に、自分のことを好きだと感じた・・・・

①はともかく、②③と答えた人たちは、とてもいいメッセージを受け取っていたことが分かりました。これを、「同調ダンスの心理効果」「姿勢反響効果」というそうです。

相手の動作を真似ている内に、しだいに相手とリズムが合ってきます、そして、動作やリズムが似てくると、お互いに相手に好意を抱くようになるそうです。

デート中、何だかしっくりこないと思ったら、まず、相手の呼吸のリズムを真似ることも効果的だと言いますので、相手と「息が合う」状態になれば、デートもきっと楽しくなると言いますので、そんな時は活用してみてください。

あなたのお幸せをお祈りいたします。

おわりに

人と人がいい関係を築くには、「マッチングセオリー」つまり相手と自分との一致性、類似性が大きな役割を果たしているのだと言います。「類似性」は、恋愛のきっかけであり、また、恋愛がうまく成立する絶対条件と言ってもいいものです。

人は自分の好きな人や尊敬できる人の真似をして、「その人のようになりたい」と考えます。そうすると、自分の好きな人と自分自身がいつの間にか似てくる訳ですね。そして、人は真似をされると好きになるのだと言います。

初めてのデートで類似点が発見できず会話も盛り上がらないと言うときには、仕草を真似ることが類似点を作ることになるそうですので、ご活用ください。

デート中何だかしっくりこないと言うときには、相手の呼吸のリズムを真似ることも効果的で、相手と「息が合う」状態になれば、デートもきっと楽しくなると言いますよ。もっと好かれる心理学をご紹介しましたので、活用して、更に仲良くなれますように、あなたのお幸せをお祈りいたします。

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