女性は基本的に、感情豊かでよく気が利き、さまざまなことを同時進行で考えることができる生き物です。同じことを男性にも求め、「言わないけれど、わかってほしい」と願い、「どうしてわかってくれないの」とイライラしがちです。
また、感情や気持ちを大切にするので、身近な人に「自分の気持ちがわかってもらえないこと」が、大きなストレスになるのです。
一方男性は、基本的に物事や言葉をありのままに受け取り、一つのことをやり続ける集中力があります。女性に比べて、チームスポーツや会社など縦社会を経験する機会が多く、結果にこだわり、合理性が大好き。勝敗とプライドを大切にしているので、家族など身近な人にバカにされるのは許せません。
論理的な男と感情的な女
男は論理的に、女は感情的に話す
全く同じ本を読んだり、同じ映画を観たりしたにも関わらず、パートナーと感動を分かち合うことができなかったことはありませんか?
すれ違っている会話の典型例を挙げると
♂「なぁ、どうだった、さっきの映画」
♀「すっごい良かったよね」
♂「ああ、よかったよな。演技も脚本も音楽も最高だった!」
♀「やっぱり映画観るんだったら思い切り泣いたり笑ったりしたいわよね!」
♂「そうその両方がある所があの映画の凄い所なわけよ!観客のツボがわかってるって言うか、脚本もよく練られてる感じだったしね」
♀「うん、よく分からないけど、すごいのはわかるわ」
「感動した」という気持ちは同じなのに、その感動を伝える言葉、話し方が男と女では全く異なるので、そこを知らないと、いつまでも分かり合えないフラストレーションが解消されない事態になる訳ですね。
力強い、支配的、権威主義的、要点が絞られている印象を与える(客観的)
女の会話=エモーション優先(感情的)
優しい、友好的、感情的、情熱的という印象を与える(主観的)
男は”客観的な事実”を、女は”主観的な情報”を語る
男女の表現スタイルの違い
他のことが何もできない状態で、たとえ頼まれても、これ以上何かすることはできないという、拒絶の意思表示の意味で使う、また、自己防衛のために、いい訳で使うこともあります。
男⇒「察する」
男の辞書にはないことであり、そもそもその能力も習慣もなく、必要性も感じていないそうです。例えば、妻に責められると、それに似たことをやろうとするが、まったく的外れである場合が多いといいます。
やることがたくさんある状態で、女性は複数のことを同時進行でこなせるので、この状態は日常的に、よくある事だったりします。ただし、愚痴っぽくこの言葉を発する場合、「私ばっかり」という言葉を暗にくっつけている場合が多い。
女⇒「察する」
人の心中を推測し、思いやること⇒状況や発言から相手の気持ちを想像するのは当然のこととお思っていて。そんな簡単なことが夫はなぜできないのか、まったく理解できないと思っている。
「女の話は要領を得ない」と男が感じる理由
同じ事柄であっても男は分析的、批判的に説明しようとし、女は情緒的観点から自分の感じた気持ちを語ろうとするものなのです。
聞いていて面白いと思うが、度を過ぎると「感情的でヒステリック」に聞こえて、「話のポイントが分かりにくく要領が得られない」と感じる
「賢そう」とは思うものの「理屈っぽくて無味乾燥、面白みがなく表面的」「結局相手がどういう人なのか、どう考えているのかさっぱり分からない」と感じる
なぜ「女と仕事をするのはイヤ」な男が多いのか
「女と仕事をするのはイヤ」だという男は、女性蔑視や女性差別主義ということではなく、仕事相手の女性が何を考えているのか、何を言いたいのか、どうしたいのか分からないから嫌がるそうなんです。
・できるだけ簡潔に短く
・できるだけ要点を絞り、重要な点から話していく
・自分の気持ちや経験は最小限に、感情を表す言葉はあまり使わない
・できるだけ客観的な事実や視点を元に話す
・できるだけ冷静なトーンで落ち着いた感じで話す
男が理性的に話すほど、女の怒りを買う?
男女の口論
女性が感情論で話そうとして、男性が理屈で話そうとした時に起こりがち
⇒女は男が何の反省もしていなく、自分を正当化しようとしていると感じ、「きみが悪いんだ」とさえ言われているように受け取るそうです。
⇒男は女の感情的な言葉を「キーッ」という音しか聞こえなくなり、不快指数がうなぎ上りになって行くって言いますね。
・気持ちや感情を表す言葉を使う
・強意語を使う(すごく、とてもなど)
・話し方に抑揚をつける(悲しい時はトーンを下げて、嬉しい時はトーンを上げて)
・表情豊かに
・自分の個人的経験を話に盛り込む
おわりに
男は論理的に、女は感情的に話す特性があります。
気持ちは同じなのに、それを伝える言葉、話し方が男と女では全く異なるため、そこを理解しないと、いつまでも分かり合えない事態になります。
又男は”客観的な事実”を、女は”主観的な情報”を語るものなのです。
男は事実に対して話し、自分が何を成したか、又これから何をするかについて話すもの、女は関係について話し、自分がした事やこれからする事に対しどう感じどう思っているか話すものなのです。
女は情緒的観点から自分の感じた気持ちを語ろうとするので、男は「女の話は要領を得ない」と感じてしまうのです。
自分と違う性別の相手に話をする場合は、その特性を考えて、伝わりやすいように話すことを心掛ければ、より理解してもらい易いものです。
男女の性差を理解すれば、性別を乗り越えてうまく付き合えるようになると思いますので、ご参考になれば幸いです。
「男は数を女は質を優先する4選」こちらもご参考にどうぞ!
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