出会いで惚れさせる心理学4選

女性心理

異性はたくさんいるのに、私たちが特定の人だけ好きになるのは、どうしてなのでしょう。

好きな異性と親しく付き合っていても、どうしても、恋愛関係に発展しないで、結局友人同士で終わってしまうのは何故なのでしょう。

また、恋愛感情を持っていなかった異性に、いつの間にか、激しい恋愛感情を抱くようになるのは何故なのでしょう。

このように、ミステリアスな恋愛心理ですが、実は、それらを解き明かす法則が分かりさえすれば、大抵の疑問は恋愛心理学で解けるのだと言います。

1)恋愛心理効果

①人は見慣れたものを好きになる

「人に好かれる」というのは大変なことです。しかも恋愛の場合は、相手が誰でもいいわけではなく、自分の好きな異性から好かれたいのですから、更に大変です。

あなたは、人に好かれる最も基本的な要因は何だと思いますか?

実はそれは、「慣れる」ということなのだそうです。繰り返し繰り返し、相手の目にふれることによって、相手は自分に慣れる。これが「好きになる」ことの基本になるのだと言います。

初めて会った時には何も感じなかった人でも、何度も会っている内に好意を持ってしまった。そんな経験が誰にでもあると思います。

新人アイドル歌手やアイドルグループの基本的な売り出し方は、頻繁にテレビに出演して視聴者の目に慣れてもらうことから始まるのだそうです。視聴者は知らず知らずのうちに慣らされ、ファンになっていたというシナリオだとか。なるほどですよね。

「繰り返し目にふれることで、次第に好意を持ってしまう」これを「単純接触の効果」と言われるもので、人と人がいい関係を築いていくのは欠かせない方法です。

私たちは売り出し中のテレビタレントと言葉を交わすわけではないのに、何度も観ている内にそのタレントを熟知しているような気になり、好意を抱いてしまうのです。

廊下であれ道であれ、繰り返し相手の目に留まることで、相手の心はあなたに「慣れ」少しずつ好意が生まれてくるそうです。

同じ会社の男性で、毎日顔を合わせて協力して仕事を進めているようなケースでは、相手の性格や、プロフィールも把握できます。そして相互作用が働き、そこに安心感や信頼感が生まれ、二人がやがて好意を抱き合うようになるのは時々聞くお話です。

高校や大学の同級生との恋愛や結婚は「熟知接触心理効果」が働いた典型的な例だと言います。

②初対面のイメージが大切

単純接触の効果がプラスに発揮されるには、第一印象で相手が自分にプラスのイメージを持たないと効果がないそうです。

第一印象で否定的、あるいはマイナスイメージを持たれてしまうと「会えば会うほど嫌われる」結果になってしまうのです。

初めての出会いで、相手にいい印象を持ってもらうことは、とても重要です。いい印象ではないにしても「悪くはない」という印象を持ってもらうことが「単純接触の効果」が機能する最低条件になるそうです。

お見合いの席で「初めて見た時ピンとくるものがあった」と結婚を決意する人もいます。第一印象が相手に与える影響はかなり大きいと言えます。

第一印象は、恋愛に限らず、対人関係においては非常に大切で、その人の評価をほとんど決めてしまうほどの影響力があるのです。

人と人は長く付き合ってみないと、本当のところは分からないものですが、意外にも、出会いの一瞬で、私たちは相手について判断してしまっているのです。

初対面の時に、自分のプラスの印象を相手に植えつけることがとにかくとても重要なことなのです。これを「初頭接触の心理効果」と言うそうですが、最初はとにかく「嫌われない」ことがとにかく大切なのです。

③目立つ特徴が「一目惚れ」を誘う

「一目惚れ」は「後光放射の心理効果」が上手く作用した結果だと言います。いわゆる仏像などの後光のことですが、後光が取り外されて「実体」が現れたら、おそらく欠点が浮き上がり、その仏像の神々しさは半減するはずです。

後光は、強烈であればあるほど欠点を隠す効果があると言います。たとえば、「東京大学を首席で卒業し、今は財務省に勤務しています」と、ある人から紹介されると、それだけで「すごい」と感心してしまい、人格的にも素晴らしい人だと(勝手に)思い込む。

これが、後光にまどわされている状態です。そうして、とてもイケメンで性格も優しくて洗練されている・・・・などと錯覚してしまうのです。実際には、全く正反対の人格だったとしても、全てが自分の理想通りの素晴らしい人に見える・・・これが「後光放射の心理効果」なのです。

現実社会では、学歴、勤務先、職種などは、後光放射効果の材料として、活用されやすいものです。更に強烈な材料は、むしろ、漠然としたつかみどころの後光で、家系や有名人との交友関係などがこれにあたります。

たとえば、「元公爵の家柄で」とか「芸能人の〇〇さんとは10年来の付き合いで・・・」など、こう聞くだけで、相手は勝手にイメージを膨らませ、「とても素敵な理想の人」と思い込んでしまうかも知れません。結婚詐欺の被害者なども、まさに後光放射効果によって、相手を見誤ってしまっているのかも知れません。

学校などで、成績の良い者はあらゆる面で高く評価され、成績の悪い者はあらゆる面で低くみられる傾向があるのも、後光放射効果の一種なのだそうです。

1つの目立った特徴が、他のマイナスの特徴を隠してしまう後光放射効果は、初めての出会いでプラスの第一印象を与えるための、抜群の心理効果であることは間違いないのです。

④ドキドキすると好きになる

好きな異性の前で、心臓がドキドキと高鳴った経験は、誰にでもあると思います。「好きだからドキドキする」のは当然として、「ドキドキするから好きになる」という心理現象は、実際にあることなのだそうなのです。

ある実験が2つの橋でおこなわれました。一つは谷底まで70メートルはあろうかという渓谷にかかった吊り橋で、人が渡るだけで、グラグラ揺れ、恐怖感を与える橋です。もう一つは浅い小川に架けられた橋で、安心して渡ることができる橋です。

18歳から35歳までの男性被験者が渡っている途中で、一人の女性がアンケート調査を依頼します。実験者が意図的に依頼したサクラです。

この実験の結果、グラグラ揺れる吊り橋を渡った男性のアンケート調査の答えは性的なイメージを含んだ表現が多かったそうです。一方、頑丈な橋の途中でアンケート調査を受けた男性には、目立った特徴的な行動は見られなかったと言うことです。

実は、人は生理的な現象を手掛かりにして、自分の感情を理解しようとするものなのだそうですよ。好きな異性に出会うと胸が高鳴るという生理現象は誰もが体験的に知っていますから、心臓がドキドキする→どうしてだろう?→それは相手を好きだから・・・という経路で状況を解釈するそうです。

人は、このような錯覚を平気でして信じてしまうものなのだと言います。「悲しいから泣く」のではなく「泣くから悲しい」また、お「面白いから笑う」のではなく「笑うから面白い」ということです。

デートの時は「相手の心臓をドキドキさせるような状況を作ることが、効果的だということです。そして、相手の心臓がドキドキしている正にその時、そばにいることで、相手は自然にあなたに恋愛感情を抱くはずだと言いますよ。

2回目3回目のデートでは、一緒にスポーツをする、遊園地で絶叫マシンに乗る、吊り橋を渡る、きっと二人の関係に変化をもたらしてくれるでしょう。

おわりに

「人は見慣れたものを好きになる」という特徴があるのです。「繰り返し目にふれることで、次第に好意を持ってしまう」「単純接触の効果」と言われるもので、人と人がいい関係を築いていくのには欠かせない方法です。

また、初めての出会いで、相手にいい印象を持ってもらうことがとても重要です。いい印象ではないにしても「悪くはない」という印象を持ってもらうことが「単純接触の効果」が機能する最低条件なのだと言います。

1つの目立った特徴が、他のマイナスの特徴を隠してしまう後光放射効果は、初めての出会いでプラスの第一印象を与えるために、抜群の心理効果を発揮します。

人は「ドキドキすると好きになる」という特徴を持っているそうです。相手の心臓がドキドキしている正にその時、そばにいることで、相手は自然にあなたに恋愛感情を抱くはずだと言いますので、是非そんな恋愛心理を活用して、更に仲良くなれますように、あなたのお幸せをお祈りいたします。

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