ここ最近は男女の性差で、受け取り方捉え方に違いがあって、男女で動かしがたい特性があるということは、結構広く知られるようになって来ました。
男女で落ち込んでいる時に、掛けて貰いたいと思うなぐさめの言葉に大分違いがあるのです。
その男女の違いを理解して双方のコミュニケーションに役立てて頂ければいいなと思い記事を書きました。
男はやる気さえあれば「何とかなる」と考える
悩みを持っている女性を慰めようと思って、精いっぱい励ましの言葉を掛けたという男性がいました。
ところが、逆に女性が落ち込んでしまったり、怒らせてしまったという経験がある男性も多いかも知れません。
一方の女性も、意を決して男性に悩みを打ち明けたのに、男性から掛けられた言葉によって、返って不満な気持ちになってしまったという経験をされたと思います。
男女で、求める「励まし方」や「なぐさめ方」のスタイルに歴然とした違いがあるために、こう言う問題が起こってしまうようです。
「そんなの気にするなよ」「大したことないって」
「大丈夫だよ」「何とかなるって」
「君なら絶対できるよ」「やればできるよ」
と言うような、言葉を男性は使うようです。
※1:「問題を問題として認めない」→そんなのは大したことではない、大げさに考えすぎだ、問題と言うほどの問題ではない、悩むほどのことではないという形で励ます。
※2:「相手の能力を認める」→お前ほどの人間なら、そんな問題簡単に解決できるはずだ、という形で励ます
※3:「やる気を重視する」→やる気があれば何でもできる、気の持ちよう一つで悩みなんかすぐに吹っ飛ぶ、という形で励ます
男性の場合※1~※3のようなメッセージを絡めながら相手を励ますのが男のスタイルなんだそうです。
そして、この方法も男同士であれば、とても有効に働くのです。ですが、相手が女性だと逆効果になってしまいます。
悩みに共感してもらうと女は癒される
女性の場合、相手のつらさ、苦しみ、悩みを「理解する、分かち合う」ことによって、相手を励ましたりなぐさめたりするのが、女性の特性なのです。
「わかるわ」「そうよね」「それは大変よね」
「それは辛いわよね」「私にもそういう経験があるわ」
と言うような言葉を女性は使うようです。
※1:共感によって相手を励まし、なぐさめようとする
※2:自分も経験したことがあるから理解できると励まし、なぐさめようとする
※この場合女性同士であれば、「共感」されることによって「私の辛さを分かってくれてありがとう」と素直に言える気持ちになれる。そして「辛さに共感し理解を示してくれる」だけで、安心感を得られる。
※1:共感し過ぎる
♂「いやぁ、仕事が今大変なんだよ」
♀「そっかぁ、営業の仕事大変だもんね、分かるわ」
♂本心:(お前に営業の大変さなんかわかるもんか!)
♂「この前彼女とケンカしちゃってさ!」
♀「ええ~、そうなの?大丈夫なの?」
♂本心:(いやっ、そんなに大したことじゃないんだよ!大したことじゃない)
♂「この前の検診でγ-GTPの数値が上がっちゃって、肝臓がヤバいらしいんだ」
♀「そうなの?実は私もなのよ。歯が痛くて…それでね」
♂本心:(自分の悩み事と関係ない経験談を語り出す女性に今は自分の話してるんだよ!という怒りさえ湧いてくる)
♀「聞いて、うちの部署女子社員からリストラするらしいの、私もしかしたら…」
♂「ウソだろ、そんなことある訳ないじゃないか!」
♀本心(ウソつくくらいならわざわざ話さないわよ!)
♀「あ~ぁ、こんなところにシミができちゃった…」
♂「何だよ、それくらい、シミができたからって死ぬわけじゃなし」
♀本心(シミなんかで悩むのはバカだって言いたいわけ?)
♀「私ちょっと太っちゃったかなぁ」
♂「お前ぽっちゃりタイプなんだから気にするなって!」
♀本心(ヒッドーイ!怒)
♂「冗談だってそんなに怒るなよ、怒ると余計にブタみたいだぞアハハ」
♂1「俺この辺がデブって来ちゃったよ~ヤバいなぁ~」
♂2「アハハ、かなりヤバいよね、霜降り牛って感じだな」
♂1「そうだな、アハハ、じゃぁ焼肉でも食いに行くか?」
♂2「おう!、「共食い」って感じでいいな~」
♂1「よし、行こう行こう」
まとめ
女の悩み相談→男はとにかく「聞き役」に徹することが肝要です。女性はとにかく「聞いて欲しい」願望が非常に強く、只聞いて欲しいだけなのだということを覚えて置きましょう。
男の悩み相談→女性は必要以上に深刻にならないこと、共感し過ぎないこと、そして「あなたなら大丈夫よ」と応援やプライドを満足させるようなメッセージを伝えることが大事なのを覚えて置きましょう。
「男女の性差、思考、態度、感情編3選」こちらもご参考にどうぞ!
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