人が恋に落ちる瞬間6選

女性心理

恋に落ちる瞬間とはどんな時にやってくるのでしょうか。直感で「出会った途端にピピッときた」とか「この人がソウルメイトだとわかった」と言った経験のある人もいるでしょう。

心理学では、強い不安や恐怖を感じている状況で出会った相手に好意をもつという、「吊り橋効果」が有名です。グラグラ揺れる吊り橋を渡る緊張感を、恋のときめきと勘違いしてしまうのです。

例えば、友達みんなで遊園地に遊びに行き、男女ペアになって一緒にジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に入ったりすると、本当に恋が芽生えるかも知れませんので、パートナーのいない人は是非機会があれば、試してみてください。

恋に落ちる瞬間

興奮とギャップで恋に落ちる

恋愛に結び付きやすい感情は、不安や恐怖に限りません。スポーツの試合に勝った、難しい試験に合格したなど、要するに感情が昂っている状態、興奮している状態であれば、ちょっとした出会いが大恋愛に思えてしまったりするそうです。

オリンピックの選手村などで、恋愛事件が起こりやすいと言われるのは、選手たちもスタッフもハイテンションになっていることも原因の一つと考えられています。

一目惚れとは違って、前から知っていた人を急に好きになることがあります。その場合は「ギャップ」がキーワードで、普段しかめっ面をしている人がふとした拍子に笑顔を見せると、いつも笑っている人の笑顔より輝いて見えるように、

今まで知らなかった魅力的な側面と普段のギャップが大きければ大きいほど、驚き、喜び、好奇心と言った感情が大きく動き、その高まりが恋愛感情のトキメキだと認知されるのだそうですよ。いわゆる「ツンデレ」がモテるのは、これを日常的にやっているからなんだそうです。

フラれた直後に恋をする

失恋した時も、感情の振れ幅が大きくなっている状態です。自己肯定感が下がっているため、慰めてくれた異性などに恋してしまうということが起こります

また、失恋した後は「失敗してしまった」「私には愛される価値がない」「私がダメなんだ」などと考えて自己肯定感が下がっています。

そんな時、目の前にちょっと優しい人や見栄えのいいひとが現れると、自分と比較してものすごく魅力的に見えてしまい、思わず好きになってしまったりするのです。

結婚詐欺師や、恋上手と言われる人たちは、こうした心のスキを巧みに突いてくると言いますよ。なので、恋人が自分より若い美人と浮気したとか、一方的にフラれた、などの自己肯定感が下がっているときは要注意です。変な相手に引っかからないように気をつけましょう。

とはいえ、「意中の相手が落ち込んでいるとき」を狙って接近すると成功率は上がりますので、正攻法ではないですが、覚えておくといいかも知れません。

単純接触の効果で恋に落ちる

フィクションの世界だと人が恋に落ちるシーンの定番は「一目惚れ」ですが、心理学においては一目惚れのようなドラマティックな恋愛ではなく、何度も会っている人同士の方が恋に落ちやすいという説が一般的です。

何度も顔を合わせているうちに、だんだん相手に親近感をおぼえ、気がつけば友達以上の関係になっており、成り行きで付き合うという恋愛の方が自然だったりするのです。このことを「単純接触効果」と呼びます。

 

何故好きになるのか

条件が同じでも「誰でもいい」とはならない

恋人ができないA子さんに、B子さんが「理想が高すぎるんじゃないの」と聞きます。A子さんが「そんなことないよ」と答えます。

「だったらどんな人ならいいの?」と聞くと「そうねぇ~、別に普通でいいんだけど…」「具体的には」ときかれ、「顔は普通に見られる程度で、できれば私より背が高くて、健康で優しくて、定職に就いてて、年齢は20代後半から40歳ぐらいで…」とA子さんが答えると、B子さんに「だったら今ここにいる男性の半分ぐらいは恋人候補じゃない」と言われるが、「確かに」と納得するが、「でもそういうわけにはいかないよ」と…こんな状況よくあることと思います。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。何故誰でもよくないのか、何故特定の人物にだけ恋愛感情を抱くのか?それは紀元前の昔から謎とされてきたそうです。

人の心は不思議なもので、出会った瞬間に一目惚れすることもあれば、長年の友人がある時急に気になりだすときもあります無意識でそうなるので、理由は自分でもよく分からないのです。「私のどこに惹かれたの」と恋人に聞かれても、完璧に正確に答えられる人はおそらくいないでしょう。

知らないうちに恋愛できなくなっている

「恋愛したいのにできない」と言った時の心理的な原因としてまず考えられるのは、「不安」です。好きな人ができても断られるのが怖くて告白できなかったり、肝心なところで緊張して変な態度をとってしまい、交際を始めることができなかったりします。

恋愛ドラマやマンガ、雑誌などの影響で、「恋愛とはこういうキラキラしたものでなくてはならない」と信じているため、現実の恋愛を「こんなの恋愛じゃない」と思い、折角の出会いに気付けない人もいるそうです。

また、親からの束縛が強く、小さい時から親の顔色をうかがって生きてきた人は、自分の好みではなく、親の気に入りそうな人を無意識に探し求めていることがあるそうです。

ところがそういう親は子供を独占しておきたいので、娘や息子の交際相手が誰であろうと決して満足することはありません。

誰かと恋愛関係になるためには、段階的に親密度を上げていかなければなりません。そのためには自己開示が必要ですが、現代社会では自己開示がしにくくなっているそうです。

以前は職場の飲み会などがうってつけの場になっていたのですが、最近はアルコールハラスメントなどと言われ、吞み会も少なくなりました。そんな事情で、心を開く機会がなければ、恋愛の機会もないのです。

親子関係でいうと、乳幼児期に親からの十分な愛を体感できずに育った人は、「愛される自分」を受け入れることができず、好意を寄せてくれる人を自ら遠ざけてしまうことがあるのだといいます。

恋をする気になれない

恋愛しないことを積極的に選んでいる人がいます。このような人は、生きた人間を相手にする面白さより、自己完結を幸せと感じるタイプなんだそうです。

恋人がいないことを恥としがちな欧米社会と違って、日本では交際相手がいなくてもそれほど困りませんし、性欲も二次元や動画といった代用物で満たすことが可能です。それを周囲が何といおうとも、本人は満足しているのだそうですよ。

一方、自信がなさ過ぎて恋愛を放棄している人もいます。自ら行動を起こそうとする自発性は3歳から6歳くらいに発達しますが、この時期に親が、「そんなことをしちゃいけません」と禁止ばかりすると罪悪感を植え付けられ、何事にも意欲がわかない無気力な大人になってしまうと言いますよ。

行動しないので、失敗もない代わりに成功体験もありません。成功体験がなければ、自己評価が上がらず「こんな自分に恋愛なんてできる訳がない」と最初から諦めモードなんですって。このタイプの人は人間関係全般を苦手としているそうです。

感情的引きこもり
自分が親に愛されていないと感じながら育った子供は「世の中は怖いところで、自分は孤独で無力だ」という不安感情に苦しむといいます。そして、この不安から逃れるためには他人に頼らず自力で生きていくしかないと考えるようになります。
他人と感情的な関りをもたずに済むように、自分の感情を一切無視し、他人に無関心になるため「恋愛などもってのほか」となってしまいます。ところがこうした感情的引きこもりは、はた目にはとても自立しているように見えてしまうのです。

おわりに

吊り橋効果で恋に落ちる:異性と二人で「スリル(危険)によるドキドキ」を感じると、お互いに「恋愛感情によるドキドキと勘違いして恋に落ちる」と言う効果です。

出会った瞬間に一目惚れ:異性に対して一目見ただけで、あるいは短い期間しか関わっていないのに好意を抱いてしまうのです。

ギャップ効果で恋に落ちる:以前から見知っていた異性だったのに、ある時ふとギャップを感じて魅力的に思えてくるのです。

失恋の直後には恋に落ちやすい:失恋で自己肯定感が下がっているとき、目の前にちょっと優しい人や見栄えのいいひとが現れると、自分と比較してものすごく魅力的に見えて恋に落ちやすい

以上のような、環境や心境や境遇になった時、人は恋に落ちやすいようです。そんな恋愛効果を利用して、意中の異性と仲良くなれるといいですね。あなたの恋愛や結婚生活のご参考になれば幸いです。

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