恋愛心理学3つのケース2

女性心理

女性の魅力は冬になるとアップすると言われています。私たちの異性に対する好みは季節よっても変わると言ったら信じられるでしょうか。とりわけ、冬になると女性の魅力がアップすると言われます。

いったいなぜなのでしょうか?一般的に、男性は夏になるとムラムラするような印象がありますが、実はそうではないようなのです。

1)恋愛心理学3つのケース2

①季節によって変わる男性の好み

私たちの好みと言うのは、季節の影響を受けます 。異性に対する好みも、夏場における好みと、冬場での好みには違いが出てくるのでしょうか。

ポーランドにあるヴロツワフ大学のボグショー・パウロウスキは114名の男性に季節ごとに女性の魅力について尋ねてみました。大体男性が女性に魅力を感じる部位は「顔」「胸」「腰」に集約されることが多いので、この3つの好みを尋ねてみたのです。

すると「胸」と「腰」に対する魅力は、夏に下がって冬に上がりました。全体的な魅力も同様で、夏には下がって、冬には上がりました。

夏の暑い盛りには、女性の「胸」や「腰」などにも興味を感じなくなります。むしろ冬になると、人恋しくなるのか、女性に魅力を感じやすくなるので、「胸」や「腰」への興味も高まります。

クリスマスの頃になるとなぜか、女性が綺麗に見えて仕方がなくなってしまうのは、男性が季節的な影響を受けているからのようです。冬になると恋人が欲しくなったり、結婚したくなったりする男性も、多くなるのではないかと考えられます。

「顔」についての魅力は、年間を通してほとんど変化はありませんでした。女性の顔には1年中興味があると言うことです。

人間の心理は季節による影響を受けています。季節性情動障害と言うのもあって、ある季節になると気分がだるくなったり、やる気が出なくなったりするのも、そのためです。

別に病気ではなくとも、冬になるとちょっと鬱っぽくなってしまったりすることもあるかもしれません。男性が女性に魅力を感じやすくなるのは、季節で言うと冬ですので、女性は冬の時期に頑張って素敵な彼氏を見つけるのが、いいかもしれません。

男性のハードルは随分と下がっているはずですから、かなりレベルの高い男性をゲットすることができるかもしれません。男性は夏より冬の女性に魅力を感じるのです。

②恋をすると人が変わるのはなぜ

恋人ができると、男性も女性もどんどん変わります。見た目も性格も、がらりと変わることが少なくありません。これを心理学ではミケランジェロ効果と呼びます。

なぜ、恋人ができると人が変わるのでしょうか?その理由は、パートナーがこうあって欲しいなと言う、理想に合わせて自分を変えていこうと言う気持ちに なるからなんだそうですよ。

ミケランジェロと言えば「ダビデ像」などで有名な彫刻家ですが、私たちはパートナーが望むように自分自身を彫刻のように、作り上げようとするのです。「大好きな恋人の為ならどんな人間にも変われる」と、健気なところを見せようとするのですね。

サザンメソジスト大学の、ステファン・ドリゴタスは、53のカップルにお願いして、時間の経過による身体的心理的変化を調べてみたのですが、まさしく、ミケランジェロ効果が確認されました。

ステファン・ドリゴタスは、4週から5週おきに3回の変化を記録したのですが、パートナーが望む方向へ望む方向へと、自分を変えていくことがわかったのです。自分を変えたいと思うなら、自己啓発の本を読んだり、自己啓発セミナーに通ったりするのも、悪くはないと思いますが、一番いいのは、「恋人を作ること」と言うことになります。恋人を作れば誰でも自分を変えることができます。

小さな頃からずっと、真面目に育ってきたのに、不良の男性とお付き合いすることになって、いきなり豹変してしまう女の子がいます。不良の男性に自分を合わせようとするのでしょう、これは悪い方向にミケランジェロ効果が起きてしまった例だと考えられます。

男性も同じで、恋人ができる前には、引っ込み思案で内気だったのに、いきなり自信に満ち溢れ堂々とした男性になってしまうこともあります。恋人ができると人間は、特に変わろうと言う意識がなくても、自然に変わってしまうものなのかもしれません。

「地位が人を作る」と言う言葉があって、地位や役職が上がると、途端に性格が変わると言うこともよくありますが、恋人を作ることによっても、人は大きく変わるものです。人間と言うのはこんなにすぐ変わるものなのかと言う位、急激な変化が見られます。

ステファン・ドリゴタスの研究では、4週間から5週間毎、約1月ごとの変化が調べられたのですが、こんなに短い期間でも人はどんどん変わってしまうのです。自己啓発セミナーに参加しても、こんなにすぐには変われないでしょう。

何十年か振りの同窓会で、クラスメートのあまりの変化に驚かされることがありますが、それもやはり、ミケランジェロ効果によるものです。

何十年かぶりの同窓会でクラスメートのあまりの変化に驚かされることがありますが、それもやはりミケランジェロ効果によるものだと考えられます。その人がどんな相手と付き合ってきたのかの、歴史の一端が見えてきたりして、結構興味深いものがあります。

③女性ばかりの職場だと結婚願望がなくなる

社会人になって、出会いがないと嘆く人は、職場が男性かもしくは女性ばかりと言う事は無いでしょうか。このうち女性ばかりの職場だと、女性は恋愛に興味がなくなっていくようです。

働いているのが女性ばかりで、ほとんど男性がいないと言う職場があります。このような職場で働く女性は、どうしても男性 と知り合う接点が少なくなりがちです。婚期が遅くなりがちで、そのためキャリア志向になって、結婚はしなくても良いと感じるようになるそうです。

周りに男性がいないと、女も、結婚なんてどうでもいいや、仕事だけ頑張ろう、と言う気持ちになるのかもしれません。実際にこれを裏付けるデータもあります。

テキサス大学の、クリスティーナ・デュランテは、男性の比率が少ない州では、女性はよりパートナーを見つけるのが困難になるので、キャリア志向になり、家庭を持ちたくなくなるのではないかと考えました。

この仮説を検証するためデュランテ氏は、まず50の州とワシントンDCを加えたアメリカ全土の国勢調査を調べてみました。 15歳から44歳までの未婚の男女の比率を出してみたのです。

さらにアメリカ労働省の統計も調べてみて、10の高給な仕事、(医者や弁護士など)を志向する女性も調べてみました。その結果男性が少ない州ほど女性がキャリア志向になりやすい、と言う明確な傾向が確認されたのです。

自分の周囲に男性が少ないと、女性はどんどん結婚する気がなくなるようです。つまり、恋愛なんてどうでもいいから、自分のキャリアを伸ばそう、と言う気持ちが強くなるようです。

そういえば女子校や女子大の学生ほど、あまり男性に対する興味がなくなっていく、と言う話を知り合いの女性から聞いたことがあります。女性ばかりで一緒にいると、かえって男性に興味を持つようになるのではないか、と思っていましたが、実際にはそんな事はなく、別に男なんてどうでもいい、と言う気持ちになるようです 。

男性の場合は男性ばかりで集まっていると女性が欲しい、と思うようになるのが一般的だと思うのですが、女性はその反対になるようです。ですから、彼氏なんて欲しくない、と公言する女性は、ひょっとすると女子高女子大と進学したせいで、そのように思うようになったのか、あるいは現在の職場が女性ばかりと言うことが、考えられます。

女性は周りに男性のいないところで暮らしていると、もう恋愛はいいやと思うようになります。あきらめの心からそう思うようになるのか、その辺の微妙な心理メカニズムは、よく分かりませんが、男性と違う事ははっきりしているようです。

おわりに

男性は、冬になると恋人が欲しくなったり、結婚したくなったりするというお話。恋人ができると人が変わるのは、パートナーの理想に合わせて、自分を変えていこうと言う気持ちになるものだからというお話。

女性ばかりの職場だと、女性は結婚願望がなくなって、キャリア志向になりがちだというお話をしました。あなたの恋愛や結婚生活のご参考になれば幸いです。

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