続、結婚観アンケート結果3選

女性心理

少し前に、2018年厚労省の結婚観、家族観に関するアンケート(個人の価値観から少子化を考える)の「調査結果速報」を見て記事を書きました。その後3年経過しましたが、この1年半は新型コロナウィルス感染拡大問題で、多くの人が閉塞感を感じていますよね。

結婚相談所でも、コロナ禍でも負けずに感染予防対策をしながら、活動してめでたくパートナーに巡り会い、成婚された方がいる一方で、ひたすら、我慢で一切の婚活行動をされなかった方も大勢いらっしゃるようでした。

アンケートを行った性別、年代表ですが、男性既婚者(43%)未婚者(52%)と女性既婚者(54%)未婚者(39%)という内訳です。

アンケート結果

結婚を決めたきっかけ


  • 結婚を決めたきっかけについて尋ねたところ、男性においては、「特にきっかけはないが一緒に暮らしたいと思った」が最も多く(28.4%)、次いで、「自分の年齢を考えて」(25.7%)、「相手の年齢を考えて」(22.2%)、「家族・子どもがほしくなった」(20.1%)がそれぞれ2割を超えています。
  • 一方、女性においては、「自分の年齢を考えて」が3割以上(33.3%)と最も多く、全体の2割以上を占めた回答として、「特にきっかけはないが一緒に暮らしたいと思った」(25.4%)、「家族・子どもがほしくなった」(22.0%)、「交際期間の長さを考えて」(20.3%)が続いています。

結婚のきっかけについての結果は、男女で違いが見え、男性の1位は「特にきっかけはないが一緒に暮らしたいと思ったので」(28,4%)なのに対して女性の1位は「自分の年齢を考えて(33,3%)という結果です。

女性の場合出産を否応なしに意識しての結果だと思いますが、出産に関して、若い方がリスクが少ないことは統計データで証明されているので、数字的にも現れてきています。

また、気になるのが「相手に結婚を迫られて」の数字が男性(12,4%)女性(8,5%)という結果なのと、「結婚した方が経済的に楽になると思ったので」男性(5,7%)女性(8,5%)という結果なのです。

実際に、一月の収入は決まっている訳で、一人では大変だけど、二人ならやっていけるという面は確かに現実的にありますよね。

最近の統計的に男性が結婚を躊躇する理由に、経済的な理由が大きな要因になっているのは、本当なのだなと思わざるを得ない結果でした。

結婚してよい点

  • 結婚のよい点についてのイメージを尋ねた結果を男女で比較すると、「家族や子どもを持てる」が最も多く(男性53.1%、女性65.6%)、次いで「好きな人と一緒にいられる」(男性45.4%、女性53.3%)、「人生の喜びや悲しみを分かち合える」(男性41.7%、女性51.8%)が多い点は共通している。一方、男性と女性の傾向が異なるポイントとして、男性の方が「社会的な信用が得られる」(男性30.7%、女性27.5%)、「性的な充足が得られる」(男性19.9%、女性11.1%)の回答の割合が比較的高く、女性においては、「経済的な安定が得られる」(男性18.2%、女性34.2%)、「親や周囲の期待に応えられる」(男性13.9%、女性19.1%)、「親から独立できる」(男性13.9%、22.9%)の回答の割合が比較的高い点が挙げられる。

今回お伝えしたいと思うのは、結婚してよい点の1位は男女ともに家族や子供をもてる」という結果で、男性(53,1%)女性(65,6%)2位はやはり男女ともに好きな人と一緒にいられる」という結果で男性(43,4%)女性(53,3%)という結果です。

結果を見ると、結婚して家族や子供をもてることと、好きな人とずっと一緒にいられることを、男女双方がよかったと思っている訳です。

また、3,4位までの結果は男女ともに一緒で、3位「人生の喜びや悲しみを分かち合える男性(41,7%)女性(53,3%)4位「精神的な安定が得られる男性(35,1%)女性(42,4%)という結果です。

男女の違いが表れていると思うのが、社会的に信用が得られる」男性(30,7%)女性(27,5%)親や周囲の期待に答えられる」男性(13,9%)女性(19,1%)という結果です。

潜在意識で仕事第一の男性は「社会的に信用が得られる」ことを女性より喜ぶ傾向にあり、「親や周囲の期待」に女性の方が多くプレッシャーを感じていたのだなと実感のアンケート結果です。

結婚してよくない点

 

  • また、結婚のよくない点についてのイメージを尋ねた結果を男女で比較すると、「自分の自由になる時間が少なくなる」(男性44.4%、女性51.5%)、「行動が制限される」(男性42.9%、女性42.6%)、「自分の自由になるお金が少なくなる」(男性42.7%、女性42.4%)に対して男女いずれも4割以上が回答している点で共通している。一方、傾向が異なるポイントとして、女性において、「義父母や親せきなど人間関係が複雑になる」(男性26.1%、女性50.9%)、「仕事がしづらくなる/やめなければならない」(男性6.5%、女性18.7%)、「家事に縛られる」(18.4%、女性42.7%)、「育児・子育てに縛られる」(男性26.6%、女性36.9%)の回答の割合が比較的高い点が挙げられました。

結婚の良くない点について、男性の場合は1位「自分の自由になる時間が少なくなる」(44,4%)2位「行動が制限される」(42,9%)3位「自分の自由になるお金が少なくなる」(42,7%)4位「家族等に対して責任が生まれる」(28,5%)5位「精神的な負担が大きくなる」(26,7%)という結果です。

女性の場合は1位「自分の自由になる時間が少なくなる」(51,5%)2位「義父母や親せきなど人間関係が複雑になる」(50,9%)3位「家事に縛られる」(42,7%)4位「行動が制限される」(42,6%)5位「自分の自由になるお金が少なくなる」(42,4%)という結果です。

男女ともに5位以内に入っている、「自分の自由になる時間が少なくなる」と「自分の自由になるお金が少なくなる」というのは、以前お届けした結婚しない理由の30代、40代の約3割の独身者が「自由な時間や気楽さを失いたくない」と答えていた結果と同じ理由な訳です。

私は結婚して35年経ちましたので、実感していますが、子供たちが小さい内は確かに、女性の「結婚のよくない点」について、どれも納得のもので結婚当初私も感じていたことです。

ですが、子供たちがある程度大きくなってしまえば、少しづつ自分の時間ももてますし、独立してしまえば、家事の時間も大幅縮小されますよ!

子どもがいることは、確かに責任も生じるし、経済的にも大変な面もあるのは事実です。ですが、子どもを育てながら、親は子供に親として育ててもらっているんですよ。

大変な側面だけでなく、可愛さは勿論ですが、子供の愛くるしい笑顔や、愛おしさを感じ、どれほど元気をもらえるか、癒されるか、私は息子を二人育てましたが、本当に息子達にたくさん楽しませてもらいましたよ。

だから、適期に男女ともにいいパートナーを見つけて、結婚していい家庭を築き幸せになって頂きたいと切に思うのです。

おわりに

今はPCやスマホの普及率を考慮しても、疑問に思うことはググれば大概のことは、答えや傾向が分かってしまう時代ですよね。そんな時代だからこそマイナスの情報も色々直ぐに理解できてしまいます。

だから色々準備をし過ぎや、慎重になりすぎなのではないかと思うのです。確かに「備えあれば憂いなし」というのは間違いありません。ですがその一方で、「案ずるより生むが易し」これも一理あると思うのです。

もちろん慎重すぎることが悪いと言っているのではありません、ただ、結婚したいと思っていても、難しく考えすぎていたり、考えてもどうにもならないことに躊躇してしまったりという方が、意外に多いのです。

「結婚する、しない」これは善悪ではなく、親や周りを喜ばせるためだけじゃなく、「皆が幸せになるために」「いつも笑顔でいられるように」素敵なパートナと巡り会えますように、お祈りいたします。

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