51歳90kg男性が婚活した末路3選

男子力

私は2022年で結婚相談所の仲人を始めて、14年目になりましたが、今回お話しするのは、数年前の元会員さんのお話です。そのままではマズいので、若干脚色してお話します。

この男性のスペックを簡単にご紹介すれば、学歴は大卒、当時81歳のお母様と二人暮らし、上場企業勤務、年収500万円、体重約90㎏、身長170cm、頭髪はちょっと薄目。とこんなタイプでした。

世の男性で、自分の年齢を顧みず、自分の子供を欲しがる人は本当に多いのですが、先ずこれが、お見合いが組めない第一の原因です。お見合いが組めないということは、結婚には絶対至らないのです。そして、この彼もやはり同じことを言うのです。

結婚できない理由

自分の理想を譲らない

ご多分に漏れず、この男性も、51歳なのに、出来れば自分の子供が欲しいですとおっしゃっていました。彼は、最初芸能人の話を出し、「加藤茶さんは親子ほど年の離れた女性と結婚した」と、芸能人の話をし出しました。

自分の子供を望むのなら、遅くても、あと10年早く婚活されてたら、現実的にその願いも叶ったかも知れませんが、気持ちは分かりますが、婚活ではちょっと難しいお話だし、万が一結婚したとして、「子供が成人した時あなたは何歳になるか考えてみてください。」と現実問題を突き付けてしまいました。

そして、ちょっと考えてみて欲しい、と私は彼に伝えました。あなたが子供が欲しいと思ってる女性だとして、男性ファイルを見たら、他に自分に年齢の近い男性が登録されている訳ですよ、そうしたら、わざわざ、年の離れた51歳のあなたを選ぶと思いますか?

じっと考えた末、その彼は「そうですね、わざわざ51歳は選びませんね」落ち着いて考えれば、大体の男性は納得して、その後のお見合い申し込みは、現実的な自分に年齢の近い40代後半を選ぶように変化していきます。

そしてこの時点で自分の理想を変えられない男性は、結局お見合いも組めず、結婚も出来ないことになってしまうのです。

私が「婚活で10歳以上の年齢差のお見合いは難しいです。」とお伝えするのは、今まで13年間仲人をしてきて、年齢差10歳以上で成婚されたのは、1/49例だけです。しかもそのケースは、お見合いパーティーで出会った、家の女性当時、46歳と他支部の男性35歳というケースでした。女性が11歳上での成婚は本当に稀なケースです。

このケース以外で、年齢差10歳以上は本当にお見かけしませんし、現役女性会員さんに、10歳以上年齢差の男性からお見合い申し込み頂いても、女性会員さんは「無理です」とやはりお受けすることはまずありません。

そんな女性会員さんを見ていても、実際にお見合い申し込みをされるお相手は、比較的年齢の近い方で、年上でもせいぜい5,6歳上の方への申し込みがポピュラーな事実なのです~

当時その彼と私のそんなやり取りの末、彼が考えを変えて、自分に年齢の近い、仲人目線で言えば妥当な40代後編女性へお見合い申し込みをするようになったら、90kgと大きな彼でも、会ってくださる女性も結構いらっしゃって、なかなか交際へは入れませんでしたが、婚活1年目8人の女性とお見合いなさいました。

自分の立ち位置を理解できない

男女を問わず、漠然と結婚はしたいと思っていても、婚活アプリは危険かも知れないと思うし、周りにもいいなと思う人もいなくて、「このままじゃ、結婚できない」とずっと思ってきました。そう入会時に話す方はたくさんいらっしゃいます。

中には、過去の婚活で上手く行かなくて、女なんて、年収が高くて、いい男にしか興味がないんですよ。申し込みしたって会ってさえくれないんですよ。こんなお話をされる方もいらっしゃいました。

この彼も、「この年になるまで結婚を考えなかった訳じゃないけど、独身の気軽さで、仕事に没頭していて、めぼしい女性は周りにいなくて、昔の友達もほとんどが家庭を持ったり、単身赴任で地元にいなかったりで、相手を紹介してくれる人も全然いないんです。」こうおっしゃっていました。

この彼は一人っ子だったので、最近同居の母親が、ちょっと認知症かも知れないと思うことが重なって、有給休暇を取ってお母さまを病院に連れて行ったそうです。結果、初期の認知症と言われたんです。とそうおっしゃっていました。

だから、これは本気で結婚して、母親を見てもらわなくちゃと思ったと言ったのです。その話を聞いて、ちょっとひどい話だなぁと私は思ったのです。

結婚の動機は、母の介護ってことですよね、おまけに自分の年齢も顧みず自分の子供を産んでくれる人と結婚したいと最初言ってたり、そんな発想で、お相手が見つかるほど、婚活は甘くはないです。

最初から、結婚したら、子供が欲しい、母親の介護をお願いしますって、ムシがよすぎると思いませんか?して欲しいことをお願いすることしか考えていなかったら、最初から、そんな理由で、結婚してくれる人はいませんよ。自分の立ち位置が全く見えていない状況だったのです。

この時点の彼のように、相手への「思いやり」の気持ちがない人は結婚できませんし、万が一出来たとしても結婚を継続してしていくことは、間違いなく不可能です。

学習して改善できない

この彼の場合は、入会から1年7か月後、上場会社員で地元でも大きな会社に勤務されていましたが、彼が勤務していた工場を閉鎖して、他県の関連会社へ異動命令が下ったそうでした。

結局彼の場合お母さまは家に残し、単身赴任で他県に行くことになり、物理的に婚活が難しくなったため、この時は退所したのです。その後他県に行かれた物の、お母さまの認知症のトラブルもあり、結局会社を退職して、地元に戻って来たそうでした。

その時、ご連絡いただきましたが、52歳の再就職は厳しくて、「仕事がないと婚活はムリですよね」というお問い合わせを頂きました。いくら貯蓄があったとしても、無職では婚活が順調に進むはずはないので、気の毒だなと思いましたが、この時は彼のお力にはなれませんでした。

お仕事が見つかって安定したら、またご連絡くださいと、そんな彼の気の毒な結末でしたが、仲人をしていて、こういうケースが時々あって、いわゆる8050問題ですよね、なので、適期に結婚することの大切さをいつも感じていました。

別に結婚するべきだということではないです。生涯独身を望むことが悪だとは、思ったことはありませんし、独身には独身のメリットがあるし、結婚して、離婚に至ってしまう方も結構たくさんいらっしゃるのですから。

ただ、漠然といつか相手が見つかるはずだと思っていたら、40歳、50歳、60歳と越えてしまったけど、一人は寒しいから本当は相手が欲しいと心底で、思っている方には、結婚相談所のお見合いならたとえ年齢はいくつだとしても、遅すぎるということはないのです。

実際に、例え60代だろうと、70代だろうと、その年齢に見合ったお相手が在籍しているものです。年齢的に妥当な相手へ申し込みを続けていれば、あなたに会ってくれるお相手がきっといらっしゃると思います。

おわりに

直近の2015年国勢調査では、男性の生涯未婚率は24.2%、女性は14.9%となっているんだそうです。このお話しした男性もこの4人に1人の割合に当てはまる男性な訳です。彼もそうでしたが、独身でいることに諦めがついている訳じゃないようです。

婚期を逃したり、仕事に没頭していたら、こんな年齢になっていたという人が多いのです。でも本音を言えば寂しいし、現実的に、母親のこと、自分の健康のこと、色々問題が勃発してきたりするのです。

アプリやパーティーで、どうもうまく進まないと思っている人がいらっしゃれば、是非結婚相談所の門を叩いてみてください。そして自分と相性の良さそうなカウンセラーがいれば、あなたのために、最善の方法をアドバイスしてくださいますので、相談してみてくださいね。

独身の結婚したい人の、ご参考になれば幸いです。

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