結婚するために自分の立ち位置を知ろう3選

お見合い結婚

私は2021年で、仲人を始めて13年目になりましたが、男性で入会面談にやってくる方たちの多くが、40歳を過ぎても、50歳を過ぎても、一様に言うセリフが「できれば自分の子供が欲しい」なのです。

自分の種を遺すことが命題の男性には、「自分の子供」を遺したいというその気持ち、確かにわからない訳ではありません。でも、少し自分の立ち位置を考えて欲しいのです。本当に結婚につなげるためにはそこがとても大切なのです。

自分の立ち位置を知ることが重要

自分の立ち位置を理解しないケース

子どもを希望している男性は、入会面談に来たときに、お見合いしたい女性の年齢を、30代半ばに設定しているのです。そんなとき、私は「でも、あなたは51歳ですよね。

35歳までの女性と結婚するのは正直無理ですよ」すると、「じゃあ、39歳くらいまで」と年齢をあげますが、ギリギリ30代に限定してきたりします。

そこで、「それでも難しいですよ」と言うと、「女性って、40歳過ぎても、子どもを産めるんですか?」と、逆に聞かれてしまったりということが時々あります。

出産できる年齢は、その人個人の肉体的事情により人それぞれです。例えば、過去にジャガー横田さんは、45歳の初産で男の子を授かっていますし、最近では華原朋美さんも44歳で妊娠を公表して話題になりましたよね。

近年では、晩婚化が進み、高齢出産が増えているようですが、悲しいかな、出産年齢が上がれば妊娠の可能性は下がるし、妊娠に伴うリスクは逆に高くなるというのが現実です。

また、女性だけでなく男性も年齢が上がれば、それだけ精子も劣化して、妊娠させる力が低下したり、たとえ受精しても卵子に細胞分裂を促す力が弱くなったりするというのは、今では妊活している方にとっては周知の事実です。

リスクを覚悟の上で、不妊治療に挑むカップルは年々増加傾向が続いています。そうした背景から、厚労省が体外受精などの不妊治療に要する高額費用を助成する対象年齢を43歳未満まで引き上げたそうです。少し前には私の長男夫婦も妊活をしていた時期がありました。

ご自身が、40代、50代でありながら、「30代と結婚して自分の子どもが欲しい。」と望んでいる男性には、入会面談にいらしたときに、この辺の説明もするのですが、「できるだけ若い女性と結婚したい」という気持ちをなかなか変えようとしないのが実情です。

少し前になりますが、仮に竜也さんとします、群馬県在住49歳の彼に、仮に光江さんとします。埼玉在住41歳、からお見合いお申し込みが来ました。当然、受けるものだと思っていたら、竜也さんが言いました。

「お見合いを受けるかどうか迷っています。ちょっと遠方であること。また、年齢が41歳であること。そして、「タバコがA評価」(好き)と書いてあるところです」彼はタバコがC 評価でタバコを吸わない男性だったのです。

実情で言いますと女性の喫煙者は、お見合いが組みにくいです。今どきは、男性でも喫煙者が減りました。特にタバコを吸わない男性は喫煙女性は嫌がります

おそらく、光江さんもなかなかお見合いが組めなかったから年齢が大分上の、竜也さんに申し込んできたのだろうと想像できました。

喫煙女性を敬遠したくなる気持ちはわかりますが、それに加えて、自分の年齢を棚に上げて30代を望んだり、片道車で約1時間半の距離が遠方だと言ったりしていたら、49歳の竜也さんは、誰ともお見合いできませんし、お見合いできなければ、結局結婚は絶対にありえないものなのです

50代男性のケース1


仮に直也さんとします52歳男性に、仮に美幸さんとします、隣県の42歳の女性からお見合いのお申し込みを頂きました。
その時彼が私に「42歳だと、子どもを授かるのは難しいですかね」と聞いてきたので、「こればかりは個人差がありますし、可能性はゼロではないのだから、お会いしてみたらいかがですか?」とオススメしました。実際に10歳も年下の女性からのお申し込みは、本当にありがたいお話ですから。

この時、お見合いの後に、ふたりは交際に入りました。3回のデートを重ねていたので、これはひょっとしたら結婚までたどり着くのではないかと、私は内心、思っていました。

そんな折、美幸さんの支部から、「彼女は前向きに考えているようですが、彼はいかがでしょうか」とお話をもらいました。

私は、直也さんも前向きに考えていると思っていたので、心を弾ませて連絡を入れました。すると、彼からは、「悪い人じゃないんだけれど、実は少し迷っています」という返事が来ました。

こんなありがたいお話に、「何を迷っているの? やっぱり年齢が気になってますか?」と聞くと、彼から「もちろん年齢もあるんですが、こんなことを言ったら失礼なのですが、肌の劣化がすごいんですよ。全体的な雰囲気だと50歳くらいに見えるんです。悪い人じゃないのですが、なんであんなにしわが凄いんだろうって思っちゃうんです」と、思ってもいない彼の意外な返事でした。

私は直接美幸さんをお見かけしたことがないですから、彼が自分を棚に上げて、相手のことばかりマイナス評価をしているのかな?とこの時は思いました。

結局彼は、真剣交際に入る決断がつかないまま、2週間が過ぎたころ、美幸さんの支部からは、「お断り」の連絡が来てしまいました。

美幸さんは、彼からの良い返事がこないから、直也さんに結婚する気持ちがないと見限ったのだと思います。結局、彼が決断できずにグズグズしていたことで、せっかくのチャンスを棒にふってしまったのです。彼が自分の立ち位置をもっと認識していたら、こういう結果にはなっていなかったのに、とても残念なケースでした。

50代後半男性のケース

仮に浩司さんとします。57歳の彼に、仮に清美さんとします、隣県の45歳からお見合い申し込みを頂きました。冷静に年齢差を考えれば、12歳干支一回りの年下女性です。

それなのにこの時彼は、「45歳だと、子どもを授かるのは難しいですよね」と聞いてきたので、今までも、30代後半女性へのお見合い申し込みを受けてもらえないことは、分かりきっているはずだと思ったのに、まだ自分の子供を持つことを、諦めきれないでいる彼に、「何故、理解できないの?」かと責めました。

私はバツイチで子供さんが独立して再婚を考えている女性がたくさんいらっしゃるのだから、そういう女性なら、子供さんにゆくゆくは遺産を託すこともできるのだし、独立なさっている子供さんなら、扶養しなくても済むわけだし、一石二鳥でしょう。とバツイチで、同居しない子供ありの女性をおススメして来ました

彼にとったら、そういう方向で考えた方が結婚も、将来的に諸々託すことができる子供さんも一緒に手に入れられるのに、どうしても彼には自分の立ち位置が理解できないのです。このお見合い申し込みも、結局彼はお受けせずに、その後も自分で気になる30代後半から41,2の女性に受けて貰えないお見合いを申し込み続けています。

お見合いできないことは、絶対結婚できないことなのだと、説明しているのですが、浩司さんは、いつになったら私のアドバイスが腑に落ちるのか?まだこの状態は続きそうなケースです。

おわりに

お見合い結婚には、まずお見合いすることが前提なのです。お見合いができない状態は結婚ができない状態なのです。結婚相談所に入会して婚活することに満足してしまう方が時々見受けられますが、絶対的目標の結婚につながる婚活になるように、私たちカウンセラーは会員さんの相談にのって、アドバイスして行きます。自分の立ち位置をしっかり把握して、理解して頂ければ嬉しいです。結果絶対的にそれが成婚への近道になるのです。

いくつになっても「自分の子供が欲しい」という40代後半から50代の男性たちに、言葉を尽くして、説明しても、自分の考え方を変えられない男性を、成婚に導くことは不可能なのです。

本当に結婚したいのならば、自分の立ち位置を理解して、婚活を続けていけば、きっと良いご縁に巡り合えるものです。そんな方たちを心より応援しています。

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