異性間コミュニケーション入門編VOL1

アプローチ

私達は物心ついたときからずっと、「自分がされて嬉しいことを、相手にもしてあげましょう」「自分のして欲しくないことは、相手にもしてはいけません」そう教えられてきましたよね。

そして、自分を含めて多くの方がこの「道徳」に従って行動していますよね。反論の余地がなさそうに見えるこの考え方、本当に正しいのでしょうか?

異性を知ることからはじめよう。

結論から先に言うと、この考え方は半分だけ合っているそうです。男同士、女同士であれば、この道徳は機能するのです。

女性の自分がして欲しいことは、周りの女性の友人もして欲しい。そして、女性の自分がして欲しくないことは、周りの女性の友人もして欲しくないからです。しかし、対象が異性となると、状況はまったく違ってくるのです。

「自分がして欲しいことが、異性がして欲しいこととは限らない」これが異性間コミュニケーションの大きな柱の考え方になるそうです。

つまり異性の特性や考え方を知り、「異性がして欲しいことを、異性の立場を考えて行動する」のです。

そうすることで、男女間で生まれるすれ違いや誤解を取り除き、仕事においても、プライベートにおいても、よりよい男女間の関係を築くことができます。

「男女平等」のスローガンの元「男と女は別の生き物」という当たり前のことを忘れているようです。先ずは「異性とは何か」を学び、それぞれの価値観を知ることからはじめましょう。

男と女は違う生き物

男が望んでいること

男性が女性に最も望んでいるのは「ありのままの自分を100%受け入れて欲しい」ということなのだそうです。「ありのまま」とは「現状のまま」ということ。

女性はともすると、大切な相手である恋人や夫には、「成長してほしい」という期待を持ってしまいます。例えば、出世して欲しい、痩せて欲しい、家事ができるようになって欲しい・・・・その願いは尽きることがありません。

しかし、残念ながら「〇〇してほしい」が上手く行くことはほぼないのだと言います。男性は、女性から「あれして」「これして」「こうしたら?」のようなことを言われると「攻撃」と受け取るのだそうです。

例えば、女性が男性の成長に役立つようなことを見付けたとして、「この本すごく良かったから、あなたも読んでみたら?」・・・・読みません。
「〇〇さんの勉強会すごく良かったよ。あなたも参加してみたら?」・・・・行きません。

なぜなら、このようなアドバイスは男性にとって「今のままの自分じゃダメだから本を読めと言っているんだ」「今のままの自分じゃダメだから勉強しろと言っているんだ」と、批判やダメ出しとしか聞こえないのだそうです。

「現状の自分を100%受け入れて欲しい」のに、自分を否定されていると感じるのです。そうなると相手の女性に対する親愛の情や信頼は一気に冷めてしまうのだとか・・・

女性としたら、大切に思っている男性を、よかれと思って成長させたい気持ちで男性に伝えました。ですが、このやり方ではどうも上手く行かないのです。

先ずは男性が「今のままの自分を100%受け入れて欲しいと思っている」ということを女性が理解すること。全てはそこからスタートするのだそうです。

女が望んでいること

女性が男性に最も望んでいるのは「私を見て!かまって!話を聞いて!」ということなんだそうです。つまり「自分に注目してほしい」のです。

このような話をすると、「私はそういうタイプではありません」という方もいるのですが、「彼や夫に既読スルーされると腹が立ちますよね?」と聞くと、大抵の女性がうなずくと言います。

この場合「自分の存在が無視されたと感じるから腹が立つようです」同じケースでも男性だと「あまり気にもしない」のだそうです。

女性はそれだけ「自分は大切にされているかどうか」という部分にとても敏感ですし、自分の存在に価値を置いているのです。「自分という存在は男性に守られるに値する」ということが確認できないと、不安になります。

「今のままの自分を100%受け入れてほしい」男性。
「私を見て!かまって!話を聞いて!」という女性。
このスタンスの違いを、よく覚えて置いてください。

男女の違いは「学び」に表れる

男性は「社会的動物」と定義していて、男性は社会の中から「地位」「名誉」「お金」といった要素を自分の中に取り込むことで、空っぽの自分を満たしていくのだそうです。なので、人としての成長は、社会的な活動の中での「自己実現」による物なのだそうです。

男性が取得したがる資格例
弁護士、司法書士、税理士、中小企業診断士、社会保険労務士、情報処理技術者、宅建、自動車整備士、建築士、マンション管理士
社会的動物の男性は、生きるために働いています。太古の昔、男性の役割は狩りをして、家に獲物を持って帰ることでした。そうしなければ家族が植えてしまうからです。
現代では「獲物」は「お金」、「槍や弓」は「資格」に置き換えることができます。ですから、男性が取得したがる資格は、多くが士業や仕事の技術に関するもので、「資格」という武器を使って、社会で活躍したい「社会的動物」な訳です。
この基本的な男女の違いは、人生で何を学ぶかにも端的に表れるとされます。

一方、女性は「存在的動物」と定義していて、「存在するだけで価値がある」とされるそうです。女性の人生は「既にあるもの」をいかに磨きあげるかにかかっているのだとか。女性が自分磨きに夢中になるのは、自分の価値が高いことを示すためにひたすら「自己表現」をし続けなければならないからなんですって!

女性が取得したがる資格例
インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター、フラワー、セラピスト、アロマテラピー、医療事務、

存在的動物の女性は、生活を豊かにするために働いています。太古の昔女性の役割は家を守ることでした。そのため、生活を楽しく豊かにするために知恵を絞ってきました。

現代においても、極端に言えば、仕事をしても男性ほど給料にこだわらない傾向にあります。たくさんお金が貰える嫌な仕事よりも、好きなことをやりたいと考えるからです。そんなところから、女性が好む資格は、「仕事自体を楽しくする」ものが多いのは、そんな理由からなのですね。

おわりに

今日は改めて男女の考え方の違いについて、お話しました。子供ころ「道徳」で「自分がされて嬉しいことを、相手にもしてあげましょう」「自分のして欲しくないことは、相手にもしてはいけません」そう教えられてきましたよね。

ところが、これは異性間では当てはまらないことであり、「自分がして欲しいことが、異性がして欲しいこととは限らない」これが異性間コミュニケーションの大きな柱の考え方なのです。

「今のままの自分を100%受け入れてほしい」男性。「私を見て!かまって!話を聞いて!」という女性。このスタンスの違いを先ず理解しましょう。

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コメント

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