前回の「恋愛心理学アプローチ編」の続編です。前回へのリンクも貼りましたので、気になる方は是非ご覧くださいね。
人が人を好きになる、また人が人を嫌いになるメカニズムをご存知でしょうか?今回は「相手にとって好ましい人物になる方法」です。
相手にとって好ましい人物になる方法
共通項・類似性の原理
人が、誰かを好きになるのは、その人物に対して「安心できること」が前提条件なのです。その上で、その人と自分との間に、「似たもの」「共感できるもの」が必要になります。
それとは逆に、人が誰かを嫌いになるのは、その人物に何らかの「脅威」を抱かされたり、好ましくないイメージを覚え、自分とは「似ていない」「共感できるものがない」と感じているときなのだと言います。
テレビで活躍するタレントには会ったことがなくても、好きになったり、嫌いになったりしますが、そこにもこういった心理が働いているのだそうです。
例えば、自分が好きなものを、嫌いだと思ってた人も同じに好きだということが分かると、急に親しみや仲間意識が湧いて「脅威」が消え「安心感」が生まれて、好意が生じることは、誰でもよくあることなのです。
人は、考え方・趣味・嗜好などが自分と似ていたり、同じだったりすると好印象を抱くのです。これを心理学では「共通項・類似性の原理」と言うそうです。
初対面の人と話していて、相手の出身地が一緒だったり近かったり、また出身校が同じ、ひいきのスポーツチームがいっしょだったりすると、急に会話が盛り上がり、お互いの親しみが増すのもこの原理によるものです。おそらく皆過去にそんな経験があることと思います。
共感できること
前回「意中の人」がいたら、できるだけその人の近くへ行き、さり気ない小まめなコンタクトを取って、「単純接触」を繰り返すことが、親しくなるのに効果的とお伝えしました。
しかし、その時注意すべきなのが「共感できること」が増えて行くことが大事なのです。いくら「単純接触」を繰り返しても、それが相手にとって「不快」なものであれば、相手から嫌われるだけだからです。
あなたが繰り返す「単純接触」が、「快」をもたらすものであれば、相手にとっては少しずつ「親しみや好意」になっていくものなのです。
例えば、あなたの嫌いなタレントが出てくるテレビCMや番組は、続けて目にしたら、あまり「快」の状態ではありませんよね。理由は様々でしょうが、嫌いなタレントは見るたびに、何らかの「脅威」を覚えさせられ「不快」になってしまうものだからです。
「共感できる会話」ができてなかったケース
「共感できる会話」の作り方
「単純接触」をさり気なく繰り返し、相手にアプローチしていく段階で大切なのは、自分が共感する事柄より、相手が共感している事柄を探り、それに合わせる方が効果的なのです。
天気ネタ:「朝から蒸し暑くてツライよね~」「昨夜の雨凄かったけど、そっち大丈夫だった?」
相手の好きなこと:「〇〇チームが勝ちましたね~」「〇〇のお店どうでした?」
相手の好きなもの:「駅前に新しく〇〇のお店出来ましたね?」「先日行った〇〇のお店美味しかったですよ」
趣味の話:「猫ちゃん元気ですか?」「私も(相手の好きな趣味)始めましたよ~」
思い出ネタ:「子供の頃、たまごっち凄く流行ってたよね~」など
おわりに
そして、相手との「距離感」を縮めるには、「共通項・類似性の原理」に則り、相手と共感できる「似ていること」「共通すること」を会話で探すことが大切です。その「単純接触」を繰り返し、「特に気になる異性」へステップアップできるように、ガンバッて見て下さいね。
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